亡くなった後や意思表示ができなくなった時、家族や身近な人に伝えておきたいことを記しておくエンディングノート。
皆さん作成されていますか?
私は2018年の年末に初めて作成し、以後毎年年末に内容を見直すことにしています。
はえある第一回の書き直しを行ったのは2019年末、作成してたった一年しか経っていませんでしたが、早くもいくつかの修正箇所ができていました。
そしてなんというか、自分にもしものことがあった時のためのエンディングノートを、一年後に見直すという作業は
という、すがすがしい気持ちになれるものでもありましたので、ぜひ皆様にもおすすめしたいと思った次第であります。
ちなみに私のエンディングノート、実物はこちら。
エンディングノートのわりにはチープ。
チープなわりに表紙に書いていることは怖い。
このエンディングノートを書こうと思った理由やその内容等々に触れていこうと思いますので、ご興味ある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
主婦こそエンディングノートを書く必要がある
エンディングノートは絶対に書いておいたほうがいいです。
それは私の仕事上の経験からも言える。
私の仕事は「ケアマネージャー」、介護保険の利用者さんと日々関わっています。
介護保険を利用する高齢者というと、加齢によって少しづつ歳を取っていった人を想像するかもしれないけど、いちがいにそうとも言えないんですよね。
思わぬ病気で、ある日突然心身の状態が変わることが世の中にはこんなにあるのかと。
この仕事をしているとほんと痛感します。
昨日までできていたことが急な病気によっていきなりできなくなる。
話せなくなる体が動かなくなる、意思表示ができなくなる。
前触れもなく人生が変わることは少なくないんです。
とはいえ、もちろん生きていればこそ介護保険のお世話になるわけで、体が動かなくなるどころか、ある日突然の病気で亡くなることもある。
もちろん交通事故もあるし天災もある。
誰だって明日どうなるかわからない。
この辺までは皆さん、多少考えたことがあるとは思うんですよ。
でも実際そうなった時って、おそらく想像以上に大変です。間違いない。
だってみんなパニックなってるもん。
私が仕事で関わる高齢者の家族でさえパニックになるわけですから、これがまだ子供が小さかったり仕事をバリバリしているときだとどれだけ周りが困るか、容易に想像がつきますよね。
特にお母さんが倒れたら一網打尽の家庭は多いんじゃないでしょうか。
少なくともうちはそうです。
本当はちょっと前に話題になってた人生会議を、どんな年代でも定期的にしておくべきだと思うんですけども、そう簡単なことではないし、大げさだなと思うかもしれないし。
高齢の家族の方がそういう話しやすいと思うんですけど、若いとなかなかね。
あと各々の家庭の事情ってあるじゃないですか。
うちはエンディングノートを書くしかない家庭なんですその理由はお次で。
配偶者に言えないあれこれをエンディングノートにしたためる
そゆことなんです。
あまり細かく言っちゃうとあれなのでサラリ流しますが、うちはなかなかの夫婦仲。
一生懸命している副業は、配偶者には一切秘密。
私名義の通帳もネットバンクも生命保険も何もかも秘密。
言えない事情があるんです。お察しください。
それ以外にも、子どものこともそれこそゴミ出しの日すら知らない配偶者。
日頃の引き落としの額も何もかも知りません。
はっきり言って私に何かあって配偶者が困る分には困らないむしろ困ればいい。
だがしかし!!
子どもに苦労させるわけにはいかない!!
だいたい夫婦仲がすこぶる良好であれば、日頃からあれやこれや話し合ってたらいいだけの話。
もしもの時はどうするか、情報を共有していればいいだけの話。
週末にでも夫婦仲良くお酒でも飲んで、人生会議すればいい話。
でもそれができない人こそエンディングノートをおすすめしますってこの流れ正解なんだろうか。
まあとにかくどんなに夫婦仲が良好でも、いざという時に慌てないように書面に残しておくべきではないでしょうかうち良好じゃないからわからんけど。
主婦のエンディングノートのリアルな中身
さて実際そのエンディングノートに私が何を書いているかなんですけど、写真に撮ろうかとったらあまりにも字が汚いのでやめときました。←
なので箇条書きでご説明。
銀行印、ログインパスワード
実印の場所とかどの通帳のハンコはどれとか書いてます。
だからこのエンディングノート、泥棒に見られたら一巻の終わりですね。
あと、迷ったのはログインパスワード。
ポイ活を含む副業をしている皆さん、逆に問いたい。
自分が亡くなった後とかのポイントどうしますか?
私はポイント確定時で収入とみなされる地域に住んでいるので、確定申告関係なく、ある程度ポイントが貯まったらじゃんじゃん換金しています。
だからサイト内の残金はほぼすっからかん。
でも、換金時点で収入とみなされる地域の人で、確定申告したくないからって、サイト内に何万何十万と残している人を見ては、わりとハラハラしています。
なんかあったらどうすんだろいろんな意味でと。
とはいえ、私が亡くなった後に家族がポイントサイトとか調べて意味を理解できるとも思えないので、その辺はもうあきらめて詳しく書いてないですね。
一番多く使っているパスワードを書いているけどきっと意味わからんと思う。←
ブログもインスタもツイッターもばれたくないしね。
お葬式
これ書いときたかった!
ノートに書いているのはこんな感じ。
一番安い家族葬でいいです。
友達その他一切呼ばなくていい。
お骨はしばらくリビングに置いておいてほしい。
お墓はいらない。●●●は絶対にいや。
ある程度したらどっかの永大供養に頼むか、押し入れ入れといて
●●●は旦那の実家の墓だよこれ絶対言いたかった!!
そしてエンディングノートセットにはここの資料を入れています。
全国対応、低価格のシンプルな葬儀【小さなお葬式】
全国対応で低価格なので安心。
まずは資料請求だけでもどうですか?
私は冗談抜きで焼いてさえくれればいいので(言い方)、してほしいプランに〇付けて入れてます。
延命治療はどこまでするか
これも書いときたかったこと。
この仕事をしていると、延命治療について考えさせられる機会が多いので、してほしくないことを書いています。
こういうことはちゃんと話し合うのが難しいですし、書面に残す方がいいと思いますね。
ちなみに私は一切の延命治療はいらない派です。
ただ、痛いのはイヤなので、命の危険があっても苦痛を取り除く方を優先してくださいと書いています。
生命保険関係
配偶者一切知らんからね。
入院保険もあるので、意識がなくなった段階で保険会社に連絡するように書いて、各保険会社の証書を入れています。
ちなみに私が入っている保険は
・共済二か所(医療保険メイン)
・がん保険
・死亡保険
です。
だいたい月に8000円ほどの掛け金で掛け捨てですが、元気に働ければそのほうがいいので、お守り代わりに入っています。
ちなみにがん保険と死亡保険は、FPさんに家に来てもらって相談に乗ってもらって入りました。
みんなの生命保険アドバイザー
希望すれば家以外でも訪問してもらえるみたいですが、自宅の方が楽かなと思って家に来てもらいました。
これものすごい良かったです。
もっとグイグイ商魂たくましく来るのかと思ったんですけど
全然そんなことなかったし、私初日に入る気満々やったけど
言われて、結局二回くらい来てもらって加入しました。
銀行預金
これや。
文字通り墓場まで持っていくべき秘密や。
うちの貯金通帳というか口座は8つあります。
そのうち配偶者が知っている口座はひとつです。
他は私の給与口座くらいは想像つくと思いますけど、子ども手当入れてる口座も知らなけりゃ子どもの学費引き落としの口座も知らない。
と、あと副収入の入る口座(にやり)。
そのうち二つはネットバンキングなので、使い方も知らないのではないだろうか←
そういったものの暗証番号とか書いてます。
タンス預金
これがまあまあ多いんです。
子どものお年玉(一年間のお小遣い)とか、一年積み立てる小銭貯金とか自動車税のお金とかあれやこれや。
実はタンス預金だけで20万円くらいある。
火事になったらマジ終わり。
これも場所と用途を書いているのですが、わりとあちこち移動させるのでまあいざとなったら探してもらうしかないですね。
解約するクレジットカード
配偶者名義のクレジットカードは過去に取り上げてへし折っていますので
旦那は私のクレジットカードの家族カード使ってます。
その他に二枚持っていることはもちろん知らない。知る由もない。
月々の払いもの
現金払いと通帳引き落としを途中まで書いたんですけど
思ってやめました。
通帳見たらわかる話ですしね。
現金払いだけ書いてます。
ゴミの日
ここまで書いたんか去年の私はとか思ったよね。←
子どもと犬と猫のこと
小さい子ならここ細かく書くんでしょうけど、もうそこそこ大きいので(14歳と11歳)自分のことは自分でわかるし、子どものことはざっくりです。
息子の口蓋裂の病院の日とか書いてたけど、今は息子が把握してるし。
犬と猫は動物病院が把握してるし。
本当はここで、家族に向けた手紙とかひとこととか書いておいた方がいいのかなと悩むんですけど、書きながら泣きそうだし
配偶者あてだと恨みつらみになるし←
書いてません。
エンディングノートをどこに保管するし誰に託すか
これけっこう悩みました。
とにかく個人情報がつまりに詰まったこのエンディングノート、これ一冊盗まれたら我が家の全財産紛失しますマジで。
ということはつまり。
配偶者に渡すわけにはいかない!!
エンディングノートやカード、保険の証書を入れた袋ごと実家の母親に預けることも考えたんですが、娘から「私に何かあったら」って渡されるのもイヤかなと思い、去年は息子に隠し場所を教えたんですね。
「お母さんが死んだり意識がなくなったら、すぐにこの袋をあけなさい」って。
泣いたよね。
なんかあったん?
使えねえ。
この調子じゃいざという時頼りなさ過ぎると思って、娘にも伝えました。
あかん。
そろいもそろってこんな調子でしたが、今年もまあこの二人に託そうかなと思ってます。
元気に過ごせたらいいだけですしね。
頑張ろ。
こんな適当なエンディングノートですけど、作っておいたらちょっと安心できるところもありますので、もしよろしければ皆様も作成なさってはいかがでしょうか。