高校二年生、両側性口唇口蓋裂息子の治療記録です。
リアルなタイムでお送りしております。
リアルなタイムすぎてそろそろ身バレも怖くなってきましたし、病院バレもしてきましたが、もし気づいたとしても!!!
お口チャックが大人のたしなみですよ!!!!
うそですひそかにバレてるくらいならこっそり教えてください
お話し合いましょう
前回の最後、麻酔科の診察を終えた息子は
おしっこの管がないとかさいこう!!
今回の入院、イージーがすぎるわ!!
天敵の尿カテーテルがないことに歓喜し、勝利宣言をしていましたが、はたしてイージーなまま入院手術は終わったのか。
数々の伝説を持つ息子は、新たな伝説を作るのか作りました。
でも作った伝説の話はまた別の機会に。
今回は8回目の手術、 顎矯正手術( 上顎骨前方部仮骨延長術(MASDO )のお話です。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
顎矯正手術の当日 コロナ禍の対応
さてさて手術当日。開始予定時間は12時ですが、前の方の進捗で時間は前後します。
いつもなら手術の日は朝から病院に行って、何をするでもないけど一緒にいることはできるのですが、コロナ禍のためそうもいきません。
病棟は立ち入り禁止です。
とりあえず母のミッションは
開始時間の一時間前には病院のどこかに来ておいてください
手術室の前で一瞬だけ会えます
そのあとはまた病院内で待機してもらって
終わったら連絡します
一時間前に着くこと。以上。
あと、電話が鳴ったら出ること。以上。
時期が時期だし仕方がないとは思うけど思ってたけど、これこのまま手術で万が一のことがあったら、会えなかったこと後悔するどころじゃないなってあとで思った。
生きててよかった(マジでそれしか感想ない)。
で、開始時間を30分ほど遅れて息子を手術室に見送り(手術室の前で「がんばっといでや」言うただけ)(これが今生の別れだったら泣くに泣けない)
手術はだいたい2~3時間で終わるので
病院の中で待っててください
終わったら連絡します
とのこと。
いつもなら病室でのんびりテレビを見たりうたた寝したりしながら待つのに、今回はそうもいかず病院内を徘徊する我。
長かったわあ…。4時間…。←
オリンピック見たりスマホいじったり白目むいたりうたた寝したり白目むいたりして、予定より一時間遅れで手術終了の電話で、医師の話を聞く場所にむかいます。
そこで聞いた衝撃の事実はまた今度。
肝心の手術の方はうまくいったので、
・(手術日は月曜日)金曜日までは傷を落ち着かせて、土曜日からネジを回していく。
とりあえず土日は一日一回で、それ以降は朝晩。
・早ければ二週間で退院です(ちょっと伸びました)。
いろいろあったことも原因かもしれないけど←
手術のあとの先生たちは本当に疲れているのに丁寧に説明してくれるので、毎回感謝しかないです。
この感謝の気持ちは忘れたらあかんと思ってる。
で、そのあと病室に行ったんですけど、面会時間は15分でして。
15分なんだけどいろいろあったし、なんやかんやいうてちょっとくらい長居できるんかな思ってたら
そろそろ15分なんで帰ってください
わりとシビアに帰される。
世の中そんなに甘くない。
結局ほとんど息子と会話しないまま帰ったんですけど、帰り道電車逆方向に乗って終点まで行ったんですけど(疲れすぎか)。
普段はね、手術当日ってそんなに息子も意識しっかり戻らないんですけどね。
この日は、電車乗ってる間にLINE来てました。
ご陽気な感じの。
今回の手術体楽やわ的なご陽気な感じの。
しにかけたのにね。←
(なおここでやたら私が「吸い飲み使え」言うてますのは、入院するにあたって吸い飲みが必要なのに本当に見つからず、何日も探しまくってようやく離れたダイソーで見つけた吸い飲みが封もあけずにほったらかされていたからです(長い))
ということで、術後も特に熱も出ず(熱性けいれんがあるので頓服を持っていってましたが、使わずに済みました)。
手術自体は成功で、(いろいろあったけど)無事終了。
あとは上あごのネジを巻いて巻いて、じゃんじゃんばりばり前に出すだけです。
矯正手術は劇的に顔が変わる
今回の入院は、手術翌日から経口摂取が可能でした。
それが良かったのかどうかはわからない。
なぜならば
汁だから。
いっそ鼻から流動食の方が良かったのでは。
えらいもんでこのメニュー、一週間で4キロ痩せました。
おいしくないからコーンスープとか持っていったプリンだけで過ごしてた、それが理由。
まあ出されたもん全部ちゃんと食べてても、痩せそうだけども。
だから痩せたい人ね、食べなきゃ痩せるんですよ(己に言い聞かす)。
なんせお見舞いもいけないので、食事の形態も全く把握できなくて。
息子言うてることもよくわからんし。
病棟出たところで会うことはできたので、二度ほど救援物資を運びました
液体が三分がゆになり五分がゆになり、全がゆになったあたりで退院してきましたけど、本人曰く
前歯使わんかったらなんでも食べられる
らしい。
食べられるからというて食べていいのかは知らない。
そして思い出した、息子今回の手術でついでに親知らず抜いてもらったんですけども。
下の親知らず両方抜いてもらったんですけども。
すっごい!!!顔腫れてた!!!!
上の手術したとこ(本命)はほとんど痛くないけど
親知らずのあとが痛いし口が開かへん
あんなに腫れるんやな親知らず。
爆笑してしまった。←
話戻しまして、今回は実際の手術の前後の写真を撮っています。
ここに至るまで、10年ほど矯正治療はしていましたが、反対咬合(受け口)は治らなかった。
そして、これ以上は矯正ではどうにもならないと言われての手術でしたが。
手術前。
手術後。
すごくない!?
術後は退院してすぐなので、まだ腫れは残ってますが、とにかく上の歯が下の歯を越えて前にきました。
当の本人は
いきなり口の形が変わって、食べにくいししゃべりにくい
言うてましたけど、この入院から帰ってすぐに一週間おじいちゃのばあちゃんちに行ってるので、間違いなくたらふく食べてずっとしゃべってる。だからだいじょぶ。
口の中はと言いますと(ちょっと小さくしときます)
この装置をネジネジして少しづつ前に広げることで
切れ目を入れた歯と歯の間が、舌入るほど広がっているとのこと。
これどうするんやろ、まあどうにかするか。
とにかく顔の形は劇的に変わりました、結局何ミリ伸ばしたんかはよくわかってないけど(←)、たいそう満足に変わりました。
母が。
本人は全く見た目の違いはわかってません。
ちなみに学校の友達には、遊ぶ誘いや実習なんで来ないかの理由「ちょっと風邪ひいた」ですべてをごまかしているのですが(風邪長いやろ)(コロナや思われるやろ)
さすがにそんだけ顔変わったらわかるんちゃう?
普段マスクやし
アホばっかりやから大丈夫やろ
だそうです。
アホってすごいですね。
あとは入院直前で言われた、術後に付けるフェイスマスク。
付けた図があまりに顔バレすぎたので、物だけ見てください
横から見た図。
使い方は想像にお任せします。
ゴムをひっかけて歯を出すんやと思う。(わかってない)
入院中は食事以外は付けていて、退院してからは寝る時だけ付けるらしい。
特に付けてなさそうやけど。
だいたいこの辺まで読んでいただいて、いくつかあやふやがすぎる私に気づいていただけたでしょうか。
退院してからの食事の形態わからない
結局上あごを何ミリ伸ばしたかわからない
フェイスマスクいつ着けるかもわからない
そもそももっと大事な、手術中の一件のその後もわからない
というのはですね。
退院が病院休みの日だったので、迎えに行ったら警備員さんに玄関あけてもらって入るんですけど、警備員さんから
息子くんお迎えきましたー
て病棟に連絡がいって、病棟に向かおうと思ったら
やっと帰れるわあ
大荷物抱えた息子が、エレベーターから降りてきたからです。
ついでに言うなら支払いもしてません。
なんぼのお支払いかもわかりません。
うちは自治体の医療費助成が手厚いので(神です!)(ふるさと納税せずに全額住んでるとこに納めます!)、育成医療は使ってません。
それでも2ヶ月またいでても1万円しないと思う(神です!)
とはいえこれ普通の支払いやったらモヤモヤするわいな。
もしかしたらその他の大事なことも、息子は聞かされているかもしれない。
聞かされたうえで、すべてを忘れているだけかもしれない。
その可能性が非常に高い。おそろしく高い。
なので、いろんなことは次回の受診で明らかになると思います。多分。
以上が、口唇口蓋裂息子の8回目の手術のお話でした。
とりあえず今回しみじみ思たんは
親知らず抜くはその辺の手術よりよっぽど顔腫れる
液体だけを1週間摂取すると激ヤセする
全身麻酔なめたらあかん(あかん)
以上です!
今までの手術の中で、一番やってよかったと満足してます!!!母が!!!
では〜