息子が中学一年生の時にインフルエンザにかかり、けいれんと異常行動を起こしたお話の続きです。
この事件の後
ママ友に注意喚起して回ってたんですが、出るわ出るわの「うちの子も!」の体験談。
よくわからないことで泣きわめいたり、外に出ていこうとしたり。
「耳がなくなった!」て絶叫しだしてどうしようかと思ったというエピソードもありましたこっわ。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
インフルエンザA型 処方された薬を飲まなかった理由
救急車を呼んで小一時間、ようやく病院につきました
この時は意識もずいぶん戻っていて受け答えもできました。
着いて速攻インフルエンザA型確定。
ここでも詳しく痙攣の時間様子を聞かれ、実演するアラフォーBBA
緊急性はないと判断されたけど採血結果待ちと様子見で、結局夜中の2時まで拘束されました。
寝てる息子がめっちゃうらやましかった←
最終的には検査結果も大きく異常がなく、熱によるけいれんということで薬をもらって帰ることに。
この時医師は言いました
「この年頃の子は、熱の間は目を離さないようにね」
軽く答えた私。
数時間後にその意味痛感するとも知らず。
会計待ちの間薬剤師さんが来て、処方されたリレンザを吸わせることになりましたが
痙攣後40℃寝起きの息子は吐き気マックスろくに吸えず
車で吐かれちゃ困るので、帰ってから残りを吸わせることにしました。
あとで聞いたけどリレンザって苦いのね
無理だろそりゃ吐くだろ
同じくカロナールが処方されたましたが、前編で書いた通り、けいれんの主治医の指示通り、解熱剤使わない主義の私
軽く受け取っただけで飲ませませんでした。
この時リレンザをしっかり吸わせてカロナールを飲ませていたら。
あとから何度も後悔しましたが、どっちみちビニール袋握りしめて顔色真っ青の息子には無理だったと思います。
最後にナースが言いました。
「またけいれんとか異常行動あったらすぐに来てね」
↑もうええな。
帰りの車の中では
外せない仕事があったので、旦那に言いました。
きっと息子は聞いていて
そう決意したに違いない(知らんけど)。
家に着いたら二時半で、全員倒れるように寝ました。
もうリレンザは朝でいい。
私ももちろん寝た。
そして朝5時。
最後の事件が勃発します。
インフルエンザで一晩に二回けいれんし入院
朝5時。
寒くて目覚めた私は、隣で寝ている息子を確認しました。
痙攣してた。
_| ̄|○
ここで脱線しますけど、母の勘てマジですごい。
ふと見たら痙攣してたけど、多分確認と同時に始まったと思うんです。
話戻して、もうこの時の私の頭ん中ね
「マジでかまた救急車呼ぶんか短時間に2回って絶対あかんやつ救急車呼ぶしかないやつさっきも呼んだのにマジか白目むいてめっちゃ痙攣してるけど
見て見ぬふりしたろか」
えっともちろんすぐに旦那起こしましたよ。
すっげーてんぱり具合でしたよ。
見苦しかったですよ。
デジャヴみたいに旦那が救急車呼んでた時、もちろん私けいれん観察係だったんですけど、今回ほんま恐かったんがですね
途中で痙攣のタイプが変わったんです。
目の位置もかわってね、硬直してがたがたいうやつから
体を起こしては倒れるばったんばったん倒れる
そう、活き作りタイプ。
ビチビチはねる魚みたいな。
↑もちろん後ほど実演しましたボロボロの身なりで顔てかてかで。
けいれんって、ほんと終わりが見えないから、いつまで続くかわからないから、もちろんその間息してないから
毎回子供が死ぬんじゃないか
このままけいれんが止まらないんじゃないか
そして一晩に2回目ってのは、けいれん業界では一発アウトなので
何らかの後遺症が残るんちゃうか
私ははねる魚を押さえつけながら、息子の名前を叫びながら、涙をこらえるのに必死でした。
なんでいつもあんなに怒ってたんだろう
なんで勉強しなさいばっかり言ったんだろう
なんで太るからそんなに食べたらあかんとか言ったんだろう
元気ならそれだけでいいのに。
涙ぐんで反省したけど、次の日からはすべて忘れて怒鳴ってます。
2回目のけいれんは長かったですが、問いかけに反応するまでは早かった。
異常行動もなく、二度目の救急隊におとなしく運ばれていきました。
このおとなしさを見て息子はもうあかんと勝手に判断したは父。
着目点は人それぞれ。
双方の実家に電話をかけ
「息子がもうあかん」と騒いだのはこの男。
↑あと始末嫁。
ちなみにもう2回目だし絶対入院なので、
爆睡している娘のことを頼んで私だけ救急車に乗って行ったんですが、もう一人の親はですね
娘の登校班に連絡もせず
生ゴミも出さず
昼前まで娘と爆睡
なぜか洗濯だけ済ませ、マクド食べてのんびり病院にきたのは昼過ぎ。
しかも頼んだ息子の着替えある場所わからず用意したん娘。
そして朝方、二時半に帰ったばかりの病院で、「おかえりー!大変やったね!」と明るい看護師さんに迎えられ、息子の入院が決まりました。
中学生がインフルエンザになった時注意すること
さてこの事件からもうすぐ二年。
この時は入院は四日くらいだったと思います。
入院してすぐに解熱剤を服用し、それでもなかなか下がりませんでしたが、けいれんはもう起きませんでした。
ちなみに入院中にMRIをしようとしてくれたのですが、口蓋裂のために矯正をしておりできず。
その二か月後くらいに大学病院で矯正を外す→地元の総合病院でMRI→翌週大学に行って矯正を付け直すという非常に無駄な作業があったことだけお伝えしておきます。
その後脳波の検査をしました。
案の定異常が出ました。
ただ、インフルエンザという特別な状況でのけいれんだったので、今後の作戦としては
熱が少しでも出そうなら、上がる前にカロナールとデパケンを飲む
これで乗り切ることに。
ちなみにですがこれで毎回困るのが口蓋裂の手術の時。
この事件の一年後が7回目の手術だったので、その時は粉やったか水薬やったかのデパケンを手術の前に小児科を受診してもらっておき、カロナールとともに手術後はしばらく服薬してました。
その後まだ一回くらい脳波に異常が出たかな?
そこからは正常になっているし、けいれんは起きていないので、やっぱりインフルエンザが原因のけいれんだったんだろうということで落ち着いています。
ちなみにこの事件を起こした年は予防接種はしてませんでした。
ていうか今までもほとんどしてない。
だって打った時こそかかるんだもんうちの子!!
でも翌年は打ちました手術あったから。
予防接種してなかったら怒られるから。
その前の前の手術の時
手術やのに予防接種してないって
めっちゃ怖い看護師さんに怒られたのてへ
そして娘はしっかりインフルエンザにかかりましたけどね
あとちなみに予防接種受けなかったからこうなったんですか?って、緊急入院先でも主治医にも聞いたけど、やっぱり関係ないって。
別に予防接種したからって軽く済むこともないって。
言うてた。
ただ、ふーんと思ったのが緊急入院先の主治医の話。
だからおかしくなりやすいし、怖いんですよ
そうやんなと。
子どもって小さい時は全然40度とか出しますもんね。
え、出すよね?
(もう忘れてんけどその時代)
そしてこのけいれん異常行動事件で痛感し、ぜひ頭に入れておいてほしいこと。
インフルエンザの子どもからは目を離さないこと
これほんと気を付けてほしい。
インフルエンザだから別の部屋で寝かせとこうかってよくあるでしょ?
実際うちも始めはそう思ってたんですよ、うつったらいやだしなって。
でも絶対親の目が届くところに寝かせるべき!
これ、もし二階の自室に寝かせてたらどうなったんだろって思います。
けいれんも気づかなかったし、窓から飛び出してたかもしれないし。
中学生以上のけいれんはためらわずに救急車を呼ぶ
熱性けいれん体質の息子ですら、もうこの年齢で熱性けいれんを起こすのはおかしいので、救急車呼んでくれてよかったですって言われました。
そしてインフルエンザの時は特にね、呼んだほうがいい。
この年齢で暴れだされたら、もう親の手に負えません。
下手に車で病院連れて行ってたらと思うとぞっとする。
迷う人は#7119で相談してみてもいいかもしれないですね。
家はいつ誰が来てもいいように片付けてワンマイルウエアを着よう
いきなり俗っぽくなるけども←
荒れ果てた家まではまだいい。百歩譲っていい。
寝心地とぬくもりだけを優先した、十年着ているボロボロのスウェットで救急車に乗り病院に行きあろうことかそのまま入院になり一日付き添う羽目になった私。
私はこの事件以降、家着に気を付けるようになりました。
この情報はいらんか。
ついでにいうなら普段役に立たない男はいざという時にも役に立たないという、これ以上ないくらい伝えたいこともあるんだけど、それもやめとこか。
緊急時に役立って見直すとかないから。
絶対ないから。
ないもんはないから
以上が、我が家に起きたインフルエンザ大事件のまとめでした☆