受験生を持つ親御さん必見の『京大芸人』。
漫才師ロザンの菅広文さんが書いたということで一時話題にもなり、ご存知の方も多いと思います。
この本はいろんな意味でとっても面白いのと、特に受験生の親御さんにおすすめなのでそのあたりをご紹介していきますね。
大阪の中高一貫の国立大学付属高校に通う菅少年。
高校から入学してくる20人はものすごく頭が良く、そのうちの一人「高性能勉強ロボ」宇治原少年と仲良くなり、高校生活を送ります。
そんな二人が芸人になることを決意し、そのために京大、大阪府立大という国公立大学を目指すことになるノンフィクション小説
目次(クリックするとその項目に飛びます)
『京大芸人』 本の説明
言わずと知れた漫才師「ロザン」の一人、菅広文氏のノンフィクション小説。
ハードカバーで全188ページです。
ちなみにこれ家にあるやつ、もうカバーも何もなくてボロボロ。
そして多分ブックオフかどっかで激安で買ったと思います。
しかし!
これ私確か一回無くしてもう一回買ったんですよ古本でやけど。
その理由はのちほどとして、これきっかけに菅さんの本何冊か買いました。
電子書籍といえば国内最大級のhonto電子書籍ストア!
お手持ちのスマホですぐ読める!書店で使えるポイントが貯まる
電子書籍ならいつでも簡単に読書ができます☆
『京大芸人』 内容以外の感想
まずですね、私は生粋の大阪人なわけで、ロザンは昔から知ってます。
で、二人とも高学歴というのも昔から知ってる。
そんな間柄なので、ちょっとここでは菅さんを「菅ちゃん」、宇治原さんを「宇治原」と呼ばせてください。
で、その上でこの本読んでみて、まず第一の感想としては
めちゃくちゃ読みやすい!!
菅ちゃんも頭いいんだなっていうのと、育ちの良さが伝わる文章です。嫌味がない。
芸人の本ってウケ狙いに走って読んでる方と温度差出ることもあるけど、もちろんこの本もあります。
でもそれをさておいても面白いし、何がいいってとにかく勉強になる。
これ私一回読んだ時に
「いつか子どもが受験生になった時参考にしよう」思ったのに、実際息子が受験生になった時に思い出したらなくしてたっていうね。
買い直すくらい読みたかったのは、宇治原の受験勉強法が書いていたから。
息子の受験勉強はこちら☞☆☆☆☆☆
英語は長文をひたすら暗記、歴史は一続きのドラマとして覚えるなど、ものすごく腑に落ちる勉強法が書いてあるので、それは本当に必見。
あと先ほども書きましたけど、菅ちゃんの文章は優しくて本当に読みやすいです。
この本はうちの子どもたちも読んでます。じゅうぶん読めます。
ちなみに受験生の感想コチラ
( ´_ゝ`)フーン
『京大芸人』感想
くりかえしますがこの本、受験生の親御さんは必見。
勉強法が書いてあるだけではなくて
「勉強できる子はもともとできるし
ほっといてもするし
そもそもの頭の作りが違う」
という、今まで目をそらしていた事実に改めて気づくことができます私だけか?
あと、私がこの本を好きな理由っていうのが、嫌な人出てこないんですよね。
小説だとまあ盛り上がったり盛り下げたり(これはちがうか)しないといけないから、すごくハラハラする場面とかあるじゃないですか。
そういうの全くない。
だから気楽に読みやすいし、二人の仲いい感じが好感持てます。
しいていうなら、前半はいかに宇治原が賢いかっていう話に終始してて、もちろんそれも面白いんですけど、ある日菅ちゃんが芸人に誘ったとき、宇治原即答でOKするんですよね。
その辺のくだりはもう少し欲しかったかな。
だってめちゃくちゃ勉強して京大入るつもりやったわけじゃないですか。
ですかって言われても知らんかまあそうなんです。
芸人になった時に売りになるように京大入ってやって菅ちゃんが宇治原に頼むんですけど、その前から宇治原は京大入るつもりやったんですよ。
なのにある日菅ちゃんに
「芸人なろうや」
言われて
「ええよ」
の即答。
この辺宇治原目線で本とか出ればいいのかな。
でもかしこが書く本やからきっと面白くないでしょうね←
いや、菅ちゃんも賢いんですけど。
でもね、宇治原もってそろそろ言いますさんざんの呼び捨てごめんなさい
むっちゃくちゃ勉強したんですよ!
やっぱり努力しての今があるんだなっていうか、あれほど賢い人でも必死で猛勉強しないと京大入れないんだなっていう。
いつか見たボロボロの吉田寮の人たちを尊敬して、この感想文を終わります。
トータルとしては
★★★★☆
でした。
今現在絶賛受験戦争に巻き込まれている私はってなんで私やねん
他にも菅ちゃんの本を買ったのですが、勉強法のアドバイスとしてはこの本が一番わかりやすいかなって思います。
面白いですよ☆