池井戸潤の作品です。
サラリーマンが熱くなる名作を数多く世に排出している、池井戸潤です。
日曜夜21時TBSでおなじみの池井戸潤です。
の、『陸王』の感想です。
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創業100年の老舗足袋業者「こはぜ屋」。
時代の流れで足袋の需要が減り、資金繰りも怪しくなってきたことに焦りを覚えた四代目社長宮沢は、ひょんなことからランニングシューズ「陸王」の開発を思いつく。
競合他社との競争や、思わぬトラブルが多発しながらも、仲間を増やし、協力し合いながら、「陸王」の成功を目指すお話
目次(クリックするとその項目に飛びます)
『陸王』 本の説明
588ページ。
めちゃくちゃ読み応えあるページ数ですね。
しかも字が細かいしね。

花粉症の点眼です気にしないで。
初出「小説すばる」2013年7月号~2015年4月号(単行本化にあたり、加筆修正あり)
定価は1700円+税。
『陸王』 内容以外の感想
池井戸潤といえば、ほんと最初に書いたけど、おっさん好みのサラリーマンドラマの代名詞。
倍返しだ!!の「半沢直樹」の原作はこちら
読んでないけど←
あとはこれもか『下町ロケット』
読んだけど覚えてない←
なんせ、社会の裏側というか、サラリーマンあるあるを上手に書いて
と、世の会社員たちのハートをわしづかみにしている作家さんです。
なんですが。
私全然テレビ見ないからドラマが騒がれているときも興味なかったし、なんか本読んでまで仕事のこと考えるの嫌だしで、池井戸さんあんまり興味なくて。
そして下町ロケットも読んだはずだけど覚えてない。
のですが
この『陸王』、ほんっと面白かった!!
その感想はのちに書くとして、前述したようにわりとページ数は多い本です。
そしてさらに字は結構細かい。
そしてわりと登場人物も多い。
文章はすごくシンプルです。地の文で読ませるタイプの作家さんではない。
事実が淡々と描かれている。
で、登場人物もものすごく際立ってキャラが立つ人はいない。
主人公も別に魅力的じゃない←
でも面白かったんですよねえ。
『陸王』 本の感想
とにかく面白かったこの本、何がそんなに良かったのかなあと思ったら、シンプルに物語の構成がすごく上手なんですよ。
社長の宮沢が主人公なんでしょうけど、ほんと全然人間的魅力とかない←
なんならめっちゃ影薄い←
でも他の登場人物がわりとよい←
ひさしぶりに、読んですぐに
思ったんですけど、なんかね、山場がいっぱいあるんですよこれドラマ化見据えてか?
ちなみに私一回目はドラマのキャストを全く知らず(というかわざと調べず)読んで、なんでか知らんけど宮沢を脳内阿部寛にしてて(それ下町ロケットや)、読み終わってからキャストを確認しました(どんな趣味や)。
宮沢が役所広司はないわ。
冨久子さんが庄司照枝なのは、天才的キャスティング。
玄さんが志賀廣太郎なのと、飯山さんが寺尾聡なのと、茂木が竹内涼真なのもとても良い。
小原がピエール瀧なのは悲しくなった←
てことでキャスティングはなかなか良いというか、これほんと登場人物がふっつーの人が多くてね。
際立って主役張る人とかいなくて(褒めてます)、すごく感情移入しやすくて。
で、はらわた煮えくりかえるほどの悪者も出てこないんですよ。
アトランティス(競争相手の会社)の社員がちょっと嫌がらせとかしてきたり、悪い風やったりするんですけど、まあ知れてますわ。
それくらいのことするだろと思うし。
ひとつの商品を作り出すというのは本当に大変なんだなあと思うし、うまくいったかと思ったら思わぬ横やりが入ったりするし、飯山さん頑張ってたのに機械壊れるし
山あり谷ありで最後は結局めっちゃハッピーエンドで終わるわけじゃなかったけど、ちょっとスカッとするし。
ひさしぶりに連続二回読んだ本です。
ということで感想は
★★★★☆でした。
続編を見据えているのか、ラストがちょっとすっきりしなかったけど、むちゃくちゃ面白かったです!!おススメ!!
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